第19回七福寄席 笑福亭生喬 桂吉の丞
- Thu
- 22:45
- 落語

選挙の時期ということでお客様が来てくださるか気になりましたが、今回もたくさんのお客様が来てくださりました。

まずはじめは、桂吉の丞さん。
桂米朝の孫弟子ということで、米朝師匠の話をマクラで披露。
米朝師匠は御歳85歳。
その歳で、虫歯が一本も無いそうです!
ビックリでしょ。
総入れ歯なんだって。
(笑)
午前の部のネタは『つる』

続いて、笑福亭生喬さん。
先月の出演者の生寿さんの師匠。
マクラは刑務所での落語会の話。
刑務所話は、よくマクラでさせる噺家さんが多い。
刑務官が『猫の這い出る隙も無いですよ』って言ったら庭の片隅に猫が座っていた。
『あの猫は?』って聞いたら、『ネコババですよ』って。
ネタは『竹の水仙』
『ねずみ』という、同じ左甚五郎が出てくる落語を聞いたことがあったけど、このネタは初めてで面白かったです。

この日は午後の部も盛況でした。
午後の部のネタは桂小米朝の『米団治襲名披露』の興行の話。
全国77箇所回ったそうだが、その全部に米朝師匠も付いていったとか。
その中で一番大変だったのが島根の松江から富山に移動するときだったそう。
松江から米子に行き飛行機で羽田に飛び、そこから富山へ。
富山についた時に米朝師匠は『ここはどこだ?』って。
(笑)
午後のネタは『遊山船』
テンポのいい、言葉遊びの落語でした。

午後の部、生喬さんは違う着物で出てこられた。
普通、二つも持ってこないが、今日は夜に独演会があるので、2着持ってきているので着替えたそう。
午後のネタは『笠碁』
ネタの中で、友達が店先を通り過ぎるのを店の中から見ているって表現を、顔の動きではなく、目玉の動きだけで感じさせてくれる表現力はすごかったです。
一番後ろの席にいても、ゆっくりとした目玉の動きが見えました。
(笑)

恒例となった噺家さんによるお客様のお見送り。
サインしてもらっている方もいましたし、記念撮影している方もいました。

第1回から出演された噺家さんに寄せ書きを書いていただいてます。
今回も噺家さんがお帰りになってから色紙を見てビックリ。
生喬さんにすばらしいサインを書いていただきました。
プロフィールを見ると、生喬さんは大阪芸大卒なんですよね。
気持ちのこもったサインに感激しました。
(^_^)
七福座 支配人
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